MX310 |
まず、光学5ボタンの一時代を築いたMX310(Logitech)です。 Fig.1 ゲーミングマウスでも何でもないのですが、 見かけによらず豪華仕様なんです。 全ボタンマイクロスイッチでもちろ光学センサー、光学ホイール。 少し筐体後部が高いのが難点でしょうか。 その後Logitechは、ゴミのようなタクトスイッチを採用 時始めるのですが、この頃はマイクロスイッチが標準でした。 latencyは以下の通りです。 Fig.2 σ=1.59[ms] 汎用マウスにしてはなかなかの応答だと思いませんか? |
Wheel Mouse |
Logitechの普及型光学マウスだったWheel Mouse(Logitech)です。 Fig.3 秋葉原でもあちこちで安売りされ、 BTO機種にもたくさんバンドルされていたので 見たことがある人も多いのではないでしょうか。 もちろん愛されたのには理由があって、 中身は質実剛健、ALLマイクロスイッチで光学ホイール搭載でした。 3ボタンで十分!という人に多く愛されたマウスです。 latencyは以下の通りです。 Fig.4 σ=1.46[ms] なかなかのlatency。Logitechの普及型は侮れませんね。 |
G3(MX-518) |
高性能光学センサー搭載のG3(MX-518)(Logitech)です。 Fig.5 Avagoの高性能センサー3080搭載で、そのあまりの性能ゆえ、 レーザーセンサー搭載マウスと比較され続けた、人気マウスです。 標準的な5ボタンまでは、すべてOMRONのマイクロスイッチで、 ホイールも、お得意の光学ホイールと死角なし。 センサーの直線補正があり、気になる人は気になるかもしれません。 一度販売終了しましたが、センサーの変更を伴って MX-518として再登場しました。 latencyは以下の通りです。 Fig.6 σ=1.51[ms] Fig.7 σ=1.53[ms] 旧Ver.も新Ver.も変わらない性能です。 また、レポートレートが一定間隔ではなく、ちょっと変わった応答をします。 そのせいか、500Hzの割には若干latencyがばらついています。 |
G5T |
laser式ゲーミングマウスの代表、G5T(Logitech)です。 Fig.8 しばらくLogitechのフラグシップモデルだったこともあり、 とても広く普及していたlaserマウスです。 ただ、ほこりに弱く、マウスパッドとの相性の出やすいセンサー、 タクトスイッチに変更されてしまったサイドボタン チルトホイールの必要性など、 どうしてもG3と比較されてしまうことになりました。 このG5TはG5のマイナーバージョンアップで、 ボタン変更や、ホイールのバグなどをつぶしたモデルです。 ところで、反応に相性が出やすいレーザーセンサーも、 きれいに清掃すれば結構伸びるって知ってました? エアクリーナーだけではなく、綿棒でふくと全く違うんですよ。 latencyは以下の通りです。 Fig.9 σ=0.55[ms] さすがのフラグシップモデル、安心の性能です。 人気があったのも頷けるなぁ。 |
G3Laser Mouse |
G3と間違われやすいシンメトリーデザインG3Laser Mouse(Logitech)です。 Fig.10 Wheel Mouseにサイドボタンをつけたようなデザインは、 シンメトリーデザイン派に期待されて登場したのですが、 当時はG5と並んでlaserセンサーの性能がふるわなかったのと、 サイドボタンの不良率の高さもあって、人気が出なかったモデルです。 どうも当時のLogitechは小型タクトスイッチ採用モデルの品質管理に 問題があるようで、カチッとクリック感はあるのに、反応しない (強く押し込むと反応する)ちょっと困ったモデルが多かったのです。 それも、かなり高い割合だったから困ります。 この問題はG3LSのみではなく、多くのLogitechマウスに存在したので 非常に問題になりました。 latencyは以下の通りです。 Fig.11 σ=0.40[ms] ほぼ最速の部類です。 出るのが速すぎたモデル、といったところでしょうか。 最新のセンサー、ALLマイクロスイッチで、 マイナーバージョンアップしないかなぁ |
G9 |
グリップ変更が特徴のG9(Logitech)です。 Fig.12 G5からセンサーもマイナーバージョンアップが行われ、 パッドとの相性が良くなったというこのモデル。 やたらとクリックが堅いチルトホイールに耐えられなくて しばらく放置していました。 今回の測定でホイールを分解しているうちに ホイールクリック部分についているバネを外してみたところ、 少し改善したかな? ハードウェアマクロ搭載で、後継にG9Xもあり、おもしろいモデルです latencyは以下の通りです。 Fig.13 σ=0.29[ms] レポートレートも1000Hzきっちり。応答も文句なし。 フラグシップモデルならではの性能でしょう。 |