エレコム製コンバータ3機種



JC-PS101USV
まず、60連射が売りのJC-PS101USVです。
JC-PS101USV


コマンド部分を見てみましょう
JC-PS101USVコマンド部分拡大
Fig.1
純正に比べるとぐちゃぐちゃに見えますが、
実は正常な時のデータです。
2回に1回コマンドが化けるのですが、化けたデータを紛失しました。
JC-PS201USVと全く同じなので、そちら(次の項目)を参照してください
ちなみに、コマンド化けはデュアルショック2では起きません。

次にサンプリング周期です JC-PS101USVサンプリング周期
Fig.2
こちらは、125[Hz]の模様。PS2純正の倍以上です。
しかし、2回に1回化けるので実質半分になります。
細いほうが化けているときで、エラーしているので短くなっています。

では。応答速度特性を見てみましょう。
JC-PS101USV応答速度特性125Hz
Fig.3
平均26.39[ms]

Fig.3は、1000回試行による応答速度の分布です。
コマンド化けが2回に1回ありますから、 ばらつき方もサンプル周期(8[ms])の倍(16[ms])になります。

では早速改造後データを見ましょう
JC-PS101USV応答速度特性1000Hz
Fig.4
平均7.16[ms]
2回に一回コマンドが間違っているため若干サンワ製よりばらつきますが、
体感は不可能でしょう。

それより、信号ラインに4[V]強突っ込んでいるのが気になります。
電源は3.6[V]でしたから、電源電圧以上に信号ラインに突っ込んでいる
ことになります。突っ込みどころ満載です。
コントローラの破損覚悟が必要かもしれません

一応改造後のサンプリング周期も見てみましょう
JC-PS101USVサンプリング周期1000Hz
Fig.5
usbのポーリングレートに連動して高速に動作しています。
2回に1回コマンドが化けても、これだけ速く回せば差は小さくなるってもんです。、

JC-PS101USV
もうひとつ60連射が売りのJC-PS201USVです。
JC-PS201USV


コマンド部分を見てみましょう
JC-PS201USVコマンド部分拡大
Fig.6
JC-PS101USVと同様で、少し見にくいですが正常時です

コマンドが化けるとこうなります
JC-PS201USVコマンド部分拡大
Fig.7
見事に43hになっています。この化け方をする機種が多いのですが、
同じ設計者が作ったのかな??

さらに拡大
JC-PS201USVコマンド部分拡大
Fig.8
クロック周期も長いですし、クロックの形も純正とは違いますね。
遅い分には問題にならなそうですが、肝心のコマンドが間違っていちゃね…

次にサンプリング周期です JC-PS201USVサンプリング周期
Fig.9
こちらは、125[Hz]の模様。PS2純正の倍以上です。
しかし、2回に1回化けるので実質半分になります。
細いほうが化けているときで、エラーしているので短くなっています。

では。応答速度特性を見てみましょう。
JC-PS201USV応答速度特性125Hz
Fig.10
平均26.41[ms]

Fig.10は、100回試行による応答速度の分布です。
JC-PS101USVと同じ。

では改造後データを見ましょう
JC-PS201USV応答速度特性1000Hz
Fig.5
平均7.16[ms]
これもJC-PS101USVと同じです。

信号ラインに4[V]強突っ込んでいるのも同じです。怖い怖い。

改造後のサンプリング周期も見てみましょう
JC-PS201USVサンプリング周期1000Hz
Fig.6
usbのポーリングレートに連動して高速に動作しています。

JC-PS202UBK
最後は今回唯一の2ポート機JC-PS202UBKです。
JC-PS202UBK


コマンド部分を見てみましょう
JC-PS202UBKコマンド部分拡大
Fig.6
クロックが細いのも2回に1回コマンドが化けるのも同じです
信号ラインに4[V]強突っ込んでいるのも同じです。いただけない。

次にサンプリング周期です JC-PS202UBKサンプリング周期
Fig.9
こちらは、100[Hz]の模様。
しかし、2回に1回化けるので実質半分になります。
他の機種と同じくデュアルショック2では化けません。

では。応答速度特性を見てみましょう。
JC-PS202UBK応答速度特性125Hz
Fig.10
平均25.77[ms]

Fig.10は、100回試行による応答速度の分布です。
ばらつきも多く、あまり速くないようです。

では改造後データを見ましょう
JC-PS202UBK応答速度特性1000Hz
Fig.5
平均15.26[ms]
ばらつきが減った分速くなったように見えますが、
それほど変わっていません

改造後のサンプリング周期は100[Hz]で変化ありませんでした。

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