IIDXアケコンを光らせよう!



Setup
 おなじみのIIDX アケコンです。これのボタンを光らせちゃいましょう! ビートマニアIIDXアーケードスタイルコントローラ
ビートマニアIIDXアーケードスタイルコントローラ

用意する物:
ビートマニアIIDXアーケードスタイルコントローラ
PS2用振動機能付きコントローラ
OBSA-45UK-K/W-LEDR(スモーク/LED赤12[V]タイプ)
OBSA-45UK-W-LEDR(白/LED赤12[V]タイプ)
上記ボタン用白色5[V]LED
ユニバーサル基板1枚
2SC1815xボタン数
2SA1015xボタン数
68[Ω]xボタン数
10[kΩ]xボタン数x3
配線少々

上記ボタンは12[V]LEDつきの物です。
今回は、専用5[V]LEDを使用したので、LED無しの物でもいいでしょう。
また、専用5[V]LEDは三和電子株式会社から直接買えないようです。
自分は、マックジャパン経由で取り寄せました。

PS2用振動機能付きコントローラはPS2の配線取り用です。
アケコンのケーブルには、振動用7.6V線が省略されているためです。
専用12[V]LEDを使用する場合、代わりに別電源を用意することになるでしょう

他はごく一般的なパーツです。
参考:
照光式押しボタン薄型40/45Φシリーズ/三和電子株式会社
アーケード各種パーツ/マックジャパン
Step 1
まず、基本的な回路を整理します。
IIDXアケコン用回路図5[V]LED版

できあがり。
メイン基板トップ メイン基板ボトム (クリックで拡大します)



回路説明:
Q1で論理反転し、Q2でLEDをスイッチングする回路です。
基本的な方針は、アケコンの回路やロジックをなるべくいじらないことです。
回路図上、青いラインで示す右側の部分を追加することになります。

注意すべき事は、LEDの負荷抵抗R4の値です。
照光式押しボタンには専用ランプを取り付けるソケットがついており、
専用のウェッジ球やLEDが販売されています。
今回はPS2のコントローラ端子より電源を得るため、5[V]用LEDを購入しました。

問い合わせたところ、定格5[V]36[mA]・負荷抵抗内蔵とのことなので、
PS2の7.6[V]端子から計算してR4を68[Ω]としました。
しかし、テスターで測定したところ、PS2の端子からは8.4[V]出ていました。
68[Ω]では、定格オーバーです。
場合によっては、レギュレータを使うなどの対策が必要でしょう。
今回は他の抵抗を買っていなかったので、そのまま取り付けてしまいました。

(後日注)
別記事ポップンコントローラを作製していて気がついたのですが
R3が10[kΩ]ではLEDに30[mA]ほどしか流れません。
そのため、LEDのは定格以下で駆動していることになります。
2SC1815のhfeは100程度なので、R3はもっと小さな定数にし、
R4も8.4[V]にあわせて調整するべきでしょう
変更後の回路は、ポップンの方の記事を参照してください


そもそも、7.6V端子自体、何[mA]とれるのか検証していません。
モーターが駆動出来るんだから、300[mA]ぐらい大丈夫だろう、という
いい加減な見積もりと、配信中にいただいた「500[mA]程度いけるらしい」という
情報を元に作成しています。

LEDの定格は以下の通りです。
12[V]用 赤30[mA]、赤以外18[mA]
5[V]用 赤45[mA]、赤以外36[mA]

Step 2
新しいボタンを取り付けるため、筐体を加工します。
ボタン取り付け位置トップ
黒く突出している部分を削り取ります
シルバー部分を保護しておかないと、この通り傷だらけに…

ボタン取り付け位置ボトム
横から見た図。ニッパー等で折り取った後、削ると楽でした。


ボタン取り付け位置内部
左から、ボタン取り付け前、固定前、固定完了。
四角い固定パーツは使用しませんでした。

ボタンの寸法図
ボタンの寸法図。(クリックで拡大します)
アケコンについているボタンとの違いは、
表の黒い枠がボタンの一部になっていることです。

ボタン裏の穴
ボタン用筐体からボタンがはみ出すため、裏に穴を開けます


ボタン裏の穴、皿側
同じく、皿用筐体にも大穴を開けます。さらに下の部分も多少切り取っています



Step 3
いよいよ配線です。
ボタンと配線
複雑そうに見えますが、ボタンの数だけ配線するだけです。
回路自体は単純なので、忍耐忍耐。

皿側の配線
皿側の配線はこんな感じ。
ボタン側から来ている白い線は、USB線を使って取り外し可能にしています。
中身は、VCCと、7.6[V]電源と、GNDです。
既存のコントローラーケーブルは、丸めて中に入れてあります。

皿側の基板部分の拡大
皿側の基板部分の拡大。
コントローラーケーブルの差し替えと、
前述の電源ラインの取り付けを行っています

コントローラーケーブルを取るために購入したコントローラ
コントローラーケーブルを取るために購入したコントローラ。
振動モーター付きの物でないと、7.6[V]ラインが来ていないので注意。
本体は不要なので廃棄します。

皿側の基板部分の裏側
皿側の基板部分の裏側。
コントローラーケーブルの差し替えと、
前述の電源ラインの取り付けを行っています


Step 4
組み立てて完成です。
ボタン彩色用セロファン
今回は、ボタンに色をつけたかったので、セロファン紙を仕込みます
各色LEDが売っているので、それを利用する手も。

ボタンバネ部分拡大
バネ圧が少々高かったので、多少縮めました。
こなれたアーケード筐体を再現。

参考:バネの逆伸ばしによる、バネ圧の変更方法
5.98 MB
File Name: spring.wmv

ボタンとスイッチ接合部分拡大
配線できたらボタンにスイッチを挿入。
先端は専用LEDで、一度取り付けると外れにくいので注意。

ボタン側のケース完成後裏側
ボタン側のケースを閉じるとこんな感じ。
白い線は、電源用に用意した配線で、皿側の基板と繋がっています。

そして伝説へ
完成!
本当はもっと鮮やかに明るく光っているのですが、写真の限界です


Step あとがきって英語で書きたかったんだけど誰か教えて
 いかがでしたか?みなさんのマシンは無事に光っていますか?
え?ゲーセンで遊べばいい?そんな〜。ヽ(´Д`)ノ
他にもWebを検索するといろんな方法があるようです。 見ての通り結構簡単なので、オリジナルアケコンを作ってみてはいかがですか?

 感想、レポートまってま〜す。




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